1月19日に戎光祥ヒストリカルセミナーvol.5「鎌倉府と東国の動乱」に行ってきました。
今、室町時代がだんだんメジャーになっている中でもなかなか陽の目があたらないマイナー部分ではあります。
私が「鎌倉府」に興味を持ったのは昨年「享徳の乱」に関する本を読んでいるとその後の関東の歴史が簡単に説明されており、だんだん興味を持つようになってきました。
また、関東に住んでいるので関連史跡がみに行きやすいこともありますが・・・・。
さて、今回のセミナーは駒見先生・植田先生・石橋先生の3人の講師が上杉禅秀の乱・永享の乱・結城合戦と鎌倉府が崩壊していく過程にある戦乱の説明でした。
上杉禅秀の乱はアイキャッチ画像にも使用しているさくらいようへい先生が描かれた史上初の上杉禅秀氏のイラストを見ることができたり、上杉禅秀の乱後の幕府と足利持氏氏の考え方の相違があったことが分かりなかなか興味深かったです。
永享の乱は幕府(足利義教氏)と足利持氏氏と上杉憲実氏のそれぞれの考え方が分かり易くレジュメにまとまっており、分かりやすかったです。
結城合戦は同時代史料には「結城陣」「結城館合戦」としかなく、結城以外でも合戦があり、「結城合戦」の名称は評価を矮小化するので違う名前にした方がいいのではと言うのが印象に残りました。
フリートークの際に行っていましたが、現在残っている資料が少なく、また資料に記載している武将名が分からないこともあるそうです。
また、「鎌倉大草子」などの軍記物がある為、その記載している内容がどこまで本当かと言うことも念頭におかないといけないとのことでした。
鎌倉府だけを見るのではなく、鎌倉時代末期ぐらいからの流れをみながら研究していくことも大事と言うことでした。
今回たくさん関連本を購入したので今年は鎌倉府にはまろうと思います♪
「鎌倉大草子」などの軍記物も読んでみたいが、現代語訳(せめて口語訳)で本を発売してくれないかなぁ・・・・・・。
次回の戎光祥ヒストリカルセミナーvol.6「戦国島津氏は強いのか?弱いのか?」には参加できないのは悲しいが、その次は参加したいです。