九品寺

(撮影日:‎2022年5月5日)

由来

九品(くほん)とは、九種類の往生のありさまのことをいいます。極楽往生を願う人々の生前の行いによって定めされます。上品、中品、下品のそれぞれに、上生、中生、下生があり、合わせて九品とされます。
1333年(元弘3年)新田義貞が鎌倉攻めをしたときに材木座に本陣を構えました。北条高時以下の北条一族は自害し、鎌倉幕府は滅亡しました。
その後、1336年(建武3年)に義貞が北条方の戦死者の霊を慰めるために建立したといわれています。
山門と本堂に掲げられている額の「内裏山」と「九品寺」の文字は、義貞の筆の写しと伝えられ、直筆と伝えられる額は本堂に保存されています。本尊は阿弥陀三尊(あみださんぞん)です。

見どころ

阿弥陀如来立像

鎌倉市の指定文化財として御本尊の阿弥陀如来立像があります。また、神奈川県の指定文化財として石造薬師如来像があります。

「内裏山」と「九品寺」の額


写真は「九品寺」の額になります。
新田義貞の筆を写したものといわれています。直筆の額は本堂に保存されています。

その他ギャラリー

山門

スポット詳細

名称 九品寺(くほんじ)
宗派 浄土宗
山号寺号 内裏山霊嶽院九品寺(だいりさんれいがくいんくほんじ)
創建 建武3年(1336年)
開基 新田義貞(にったよしさだ)
開山 風航順西(ふうこうじゅんさい)
住所 神奈川県鎌倉市材木座5−13−14
アクセス 鎌倉駅東口のバスターミナル7番乗り場から鎌12または鎌40に乗車し、バス停「九品寺」で下車、徒歩2分。
「鎌倉駅」から徒歩では約20分。
WEB
拝観時間 9:00〜16:00
休み なし
拝観料 無料
所要時間 10~15分
備考
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