染谷太郎大夫時忠邸跡碑

(撮影日:‎2020年12月5日)

碑文と意味

染谷太郎時忠ハ藤原鎌足ノ玄孫ニ當リ南都東大寺良辨僧正ノ父ニシテ文武天皇ノ御宇(皇紀一三五七~一三六二)ヨリ聖武天皇ノ神龜年中(皇紀一三八四~一三八八)ニ至ル間鎌倉ニ居住シ東八箇國ノ総追捕使トナリ東夷ヲ鎮メ一ニ由井長者ノ稱アリト傳ヘラルルモ其事蹟詳ナラズ此處ノ南方ニ長者久保ノ遺名アルハ彼ノ邸阯ト唱ヘラル尚甘縄神明宮ノ別當甘縄院ハ時忠ノ開基ナリシト云フ
昭和十四年三月建 鎌倉町青年團

管理人訳
染屋太郎太夫時忠は藤原鎌足の玄孫(4親等の直系親族)にあたり、南都(奈良)の東大寺の良弁僧正の父です。文武天皇~聖武天皇の治世の間、鎌倉に居住し、関東八国の総追捕使(治安維持のために朝廷から各国に任命派遣された官人)となり東国武士を治め由井の長者と称されるも、その詳しい事は分かっていません。ここの南方に長者久保の地名が残っていたのは染屋時忠の邸宅跡と伝えられています。なお、甘縄神明宮の別当甘縄院は染屋時忠の開基と伝わっています。

スポット詳細

名称 染谷太郎大夫時忠邸跡(そめやたろうだゆうときただていあと)
住所 神奈川県鎌倉市長谷2-4-6
アクセス 由比ヶ浜駅から徒歩約2分(約180メートル)
WEB
時間 自由
休み なし
料金 無料 *外観見学のみ
所要時間 5~10分
備考
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目次