平城京(現在の奈良県)に都が置かれた時代。
710年~784年の約70年を言い、また、平城時代とも言われます。
律令国家完成期で、国土の開発や国力の充実がみられましたが、一方、公地公民制の動揺が政治社会の不安を招いた。遣唐使により盛唐の文物・制度が輸入摂取され、天平文化が開花しました。
主な出来事
710年 | 平城京に遷都 |
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712年 | 太安万侶(おおのやすまろ)『古事記』撰上 |
718年 | 「養老律令」編纂 |
720年 |
隼人の反乱 蝦夷の反乱 |
721年 | 舎人親王(とねりしんのう)ら『日本書紀』撰上 |
723年 | 三世一身法を制定 |
729年 |
長屋王の変 光明子、立后される |
740年 |
藤原博嗣の乱 恭仁京に遷都 |
741年 | 国分寺建立の詔 |
743年 |
大仏造立の詔 墾田永年私財法を制定 |
752年 | 東大寺大仏の開眼供養が行われる |
757年 | 橘奈良麻呂の変 |
764年 | 恵美押勝の乱 |
769年 | 宇佐八幡宮神託事件が起こり、和気清麻呂(わけのきよまろ)が大隅国に配流 |
770年 | 道鏡が下野薬師寺別当に左遷される |
780年 | 伊治呰麻呂の乱 |
784年 | 長岡京に遷都 |
785年 | 長岡京建設の責任者であった藤原種継が暗殺 |