懐良親王と共に九州で征西府を置き活躍した菊池武光氏しか知らなかったので、菊池一族とはどのような一族なのか興味をもち、Twitterでたまたま見た菊池市役所経済部観光振興課菊池一族プロモーション室が行ったオンラインセミナーに参加しました。セミナーの内容は下記になります。
・第1回セミナー「中世菊池氏研究の最前線」講師:小川弘和氏(熊本学園大学経済学部教授)
・第2回セミナー「漫画『アンゴルモア 元寇合戦記』執筆を通して感じた、菊池武房、菊池一族の魅力」
ゲストスピーカー:たかぎ七彦氏(漫画家「アンゴルモア元寇合戦記」(KADOKAWA刊)作者)
・第3回セミナー「菊池川流域の仏神像と菊池氏の信仰」講師:萬納恵介氏(熊本県立美術館主任学芸員)
3回のセミナーもどれも興味深いものでありましたが、個人的に1番興味を引いたセミナーは
・第1回セミナー「中世菊池氏研究の最前線」
になります。
このセミナーは
1.中世前半の菊池氏
2.南北朝内乱と菊池氏
3.中世後半の菊池氏
の内容になり、1時間ぐらいになります。
戦国大名となれず滅亡したので、「弱い守護」なのかなと思っていたのですが、肥後全域に対して権限を行使する堂々たる守護で、戦国末まで政治状況を左右する肥後守護家として残存していたことに驚愕しました。
菊池氏は平安時代して、第10代当主武房が主弘安の役と呼ばれる2度の元寇で大活躍。第17代当主武朝は「敗軍の将」のイメージが強いと言われている実は菊池氏飛躍の基礎をつくった人と言うことを知ったり、菊池一族の知らな過ぎたなぁと反省しました。
セミナーは時代背景と九州内情が分かりやすく説明しているので、平安末期(源平合戦)~戦国末期までの九州の流れに凄く興味がわきました。
セミナーを受講した後に、菊池一族プロモーション室が作成したサイトも凄く力が入っているので、まずはこのサイトを見て勉強していきたいと思います。
もし、菊池一族が気になった方は「菊池一族」サイトをご覧いただけると幸甚です。