(撮影日:2022年9月10日)
鎌倉幕府2代執権である北条義時が創建した寺院です。
義時の嫡子である安千代丸が大蛇に襲われ亡くなった時、北條寺を墓所として七堂伽藍を建立し、仏殿の本尊を慶派の仏師に命じて作らせたとされています。
承久の乱の3年後、義時は1224年(元仁元年)6月13日に62歳で急死し、長子である泰時らによって、北条氏発祥の地であるこの寺に墓を建てたと伝えられています。
見どころ
北条義時夫妻の墓
義時の出身地である江間地区を望む小高い丘に祀られています。
右が義時、左が後妻佐伯氏娘の墓になります。
牡丹鳥獣文繍帳
北条政子により北條寺に寄進されたものと伝えられていて、静岡県指定文化財になっています。
動植物の姿が生き生きと描かれている刺繍を間近に見ることができ、凄く感動します。
木造阿弥陀如来像
池田の大池で大蛇に殺された、北条義時の長男・安千代の冥福を祈って建立された仏殿の本尊と伝えられていて、静岡県指定文化財になっています。
顔が理知的でかっこよく、瞳に吸い込まれる感じがしました。
木造観世音菩薩座像
智証大師が唐から請来したインドの像で、鎌倉極楽寺にあったものを北条政子が北條寺に奉納したと伝えられていて、静岡県指定文化財になっています。
垂髻、衲衣を通肩にまとい、左手は膝上、右手は垂下して伸ばし、裾を広げて台座にかけ、左足を垂下して半跏の姿をとっており、異国風の感じがする像です。
その他ギャラリー
スポット詳細
名称 | 北條寺(ほうじょうじ) |
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住所 | 静岡県伊豆の国市南江間862-1 |
アクセス | 伊豆箱根鉄道駿豆線「韮山駅」で下車から徒歩25分もしくはバス「北條寺」下車後1分。 |
WEB | https://houjouji.com/ |
時間 | 10:00〜16:00(最終受付15:30) |
休み | HPをご確認ください |
料金 | 大人 500円 小・中学生 200円 ※25名以上 450円 |
所要時間 | 30分 |
注意事項 | 本堂内での写真撮影は文化財保護のため、ご遠慮ください。 |