鉄の井

鉄の井

 「鎌倉十井の1つで水質は清く、甘美で盛夏といえども枯れることはない。昔、この井戸の中より高さ五尺あまりの鉄観音が掘り出されたことにより鉄井と名づけられたという。
正嘉2年(1258年)1月12日の丑の刻に秋田城介康盛(安達泰盛のこと)の甘縄の邸宅より火災が起き、折からの南風にあおられて火は大蔵の薬師堂の後ろ山を越えて、寿福寺に至り、寺内の一堂も残すことなく焼き、さらに炎は新清水寺(しんせいせいじ)、窟堂、若宮の宝蔵と別当坊などを焼いたことが『吾妻鏡』に見えている。
この観音はその火にかかり土中に埋もれていたものを掘り出したもので、像は新清水寺の観音と伝え、後にこの井戸の西方の観音堂に安置されて置いたが、明治初年に東京に移ったという。」と言う内容が記載されている石碑があります。

 通行人の往来が激しい場所で、写真を撮影するのがやっとでのんびり見ることが出来なかったのが残念です。

(撮影日:‎不明)

スポット詳細

名称 鉄の井(くろがねのい)
住所 神奈川県鎌倉市雪ノ下1ー8-20
アクセス 横須賀線「鎌倉駅」下車、徒歩10分
WEB
時間 自由
休み なし
料金 無料 *外観見学のみ
所要時間 5~10分
指定
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