ツワモノガタリ

ツワモノガタリ

「“強さ”に1番リアルな新選組漫画」と帯に書いてあり、購入してみました。通常の新選組漫画とは異なり、隊士たちが戦いの中で出会った「最強の相手」について語り合うストーリー展開が特徴的です。

1・2巻では、新選組1番隊長の「沖田総司」と新選組初代筆頭局長の「芹沢鴨」の戦いが描かれています。この作品は各道場での取材が行われ、剣術の戦いは非常にリアルで迫力があります。沖田の「天然理心流」と芹沢の「神道無念流」の説明や技の説明があり、特に沖田の「3段突き」の解釈は、他の作品とは異なり非常に納得できるものでした。
他の作品では芹沢暗殺の時酔わせて寝込みを襲われてしまうことが多く、イマイチ芹沢の強さが伝わり難い事が多い中、この作品は泥酔されておらず、最強と言われた実力で描かれているのでとても嬉しかったです。
芹沢と沖田の戦いの決着が着いた時のエピソードが凄く良くて心に残ります

2巻は新選組8番隊長「藤堂平助」と幕末の四大人斬りの1人である「田中新兵衛」の生い立ちから戦い直前までのエピソードになっており、彼らが何故その流派至ったのか経緯が丁寧に描かれています。
藤堂は「元気な男の子」や「真面目な男の子」と等沖田の対比になるような正確に描かれることが多いですが、この漫画では「生まれついての合理主義であり人斬りの天才」と言う今までのイメージとは違う感じで描かれているのが個人的に面白いです。

相手の件に対して的確に対処し反撃する「北辰一刀流」と相手に合わせず自らの強さを押し通す「薬丸自顕流」の決着がどうなるのか気になります。

最後に

剣術流派が丁寧に描かれており、攻防の1つ1つが凄くリアルです。私は剣術流派のことが詳しくないので、勉強になります。
現在、5巻まで発売され、2023年4月20日には6巻が発売されます。私は3巻以降を手に入れられなかったため、続きが気になって仕方ありません。




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