燃えよ剣

『燃えよ剣』ってどんな映画?
『燃えよ剣』は江戸時代の幕末で活躍した新選組の副長・土方歳三の半生を描いた司馬遼太郎著の『燃えよ剣』を基に描いた映画です。
監督は原田眞人監督、主演は岡田准一、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明です。

物語

 幕末の武装集団、新選組副長・土方歳三が、武蔵国多摩郡で「バラガキ」(乱暴者、不良少年)と呼ばれた少壮の時代から、京へ出ての新選組結成と維新志士達との戦い、そして江戸幕府瓦解後も官軍に降伏せず戊辰戦争を転戦し、箱館戦争において戦死するまでの生涯を描いた映画になります。

レビュー

1.山田涼介の沖田総司は沖田の飄々した感じがよく出ていて沖田らしかったです
2.会津藩藩主松平容保は哀愁が凄く出ており、可哀相でした。
3.土方より6歳年上の井上源三郎がこうこう爺として描かれており、後々悲しいインパクトを残すことになります
4.アクションシーンは凄く良い
と、シーンで見ると良いシーンが多く、演者の演技は凄く良かったです。
が、土方の半生を148分に凝縮して描くのも大変なのに、幕府側や朝廷側の動きも描くので、エピソードが浅くてダイジェスト感しかなく、新選組を知らないと理解することは難しいと思います。
前後編にした方が何故芹沢鴨と敵対することになったのかや新選組の他の隊士である山南敬助・永倉新八・原田左之助・藤堂平助・斎藤一の関係性が理解でき、「何故こうなったのか?」という疑問が減り、観ている側のおいてけぼり感はなくなり、もっと面白い映画になるのにもったいないです。
原作の小説を読んで、ストーリーを知ってから観ることをお勧めします。

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